Ne9は日本国内で食品として販売するための準備中で、現在は発売前です。配合量・3フレーバー・想定価格の最新情報は商品仕様・販売予定をご確認ください。
「妊娠中のカフェインは1日200mgまで」と書いてあるページもあれば、「300mgまで」と書いてあるページもあります。
どちらかが間違っているわけではありません。どの機関の数字を見ているかが違うだけです。
この記事では、妊娠中・授乳中・子ども・カフェインに敏感な方・服薬中の方について、各国の公的機関が公表している数字をそのまま並べました。数字が割れている場合は、割れていることも含めて書いています。
まず、日本には基準が無い
厚生労働省は、カフェインの摂取量について次のように説明しています。
日本においても、国際的にも設定されていません
食品安全委員会のファクトシートも、カフェインの一日摂取許容量(ADI)は設定されていないとしています。理由は、カフェインに対する感受性の個人差が大きく、健康に及ぼす影響を正確に評価することが難しいためです。
つまり、「日本の基準では何mg」という答えは存在しません。 検索して出てくる数字は、どれかの国や機関が自国向けに示した目安です。
そのため以下の表には、どこが示した数字かを併記しています。
妊娠中
機関によって 200mg と 300mg に割れています。
| 機関 | 1日の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 欧州食品安全機関(EFSA) | 200mg 以下 | 胎児に健康リスクは生じないとする値 |
| 英国食品基準庁(FSA) | 200mg | 2008年に300mgから引き下げ |
| WHO | 300mg 超で注意喚起 | 2016年勧告。2001年は「コーヒー1日3〜4杯まで」 |
| カナダ保健省 | 300mg 以下 | 授乳中・妊娠を計画している女性も同じ |
| ILSI北米支部 | 300mg 以下 | 系統的レビューによる確認 |
低いほうの200mgに収めておけば、表のどの機関の値にも収まります。
数字の感覚をつかむために、1回分と並べてみます。
| 1回分 | カフェイン量の目安 | |
|---|---|---|
| 煎茶 | 150ml | 約30mg |
| 紅茶 | 150ml | 約45mg |
| コーヒー(浸出液) | 150ml | 約90mg |
| 玉露 | 150ml | 約180mg |
| カフェインパウチ | 1パウチ | 150〜200mg |
カフェインパウチは1個で200mgに届くか、超えます。 コーヒーなら「半分残す」ができますが、パウチは1個が表示量そのものなので、量の調整ができません。
妊娠中・授乳中の方は、使用をお控えいただくか、事前に医師にご相談ください。
授乳中
| 機関 | 目安 |
|---|---|
| 欧州食品安全機関(EFSA) | 1回200mg以下、かつ1日200mg以下 |
| カナダ保健省 | 1日300mg以下 |
EFSAは授乳中について、1日の合計だけでなく「1回あたり」にも目安を置いています。 1回量の大きい形を使う場合は、こちらも見ることになります。
子ども・青少年
カナダ保健省が年齢別の値を公表しています。体重1kgあたり2.5mgを、その年齢の標準体重に当てはめた数字です。
| 年齢 | 1日の目安 |
|---|---|
| 4〜6歳 | 45mg 以下 |
| 7〜9歳 | 62.5mg 以下 |
| 10〜12歳 | 85mg 以下 |
| 13歳以上 | 体重1kgあたり 2.5mg 以下 |
EFSAは、子供及び青少年について参照できる知見が十分ではないとしたうえで、成人と同じ体重1kgあたり約3mgを、1回量としても1日量としても当てはめられるとしています。
並べると、量の小ささが分かります。
- 12歳でも85mg — コーヒー1杯(約90mg)に届きません
- カフェインパウチ1個は150〜200mg — 表のどの年齢の1日の目安も超えます
そのため、子どもの手の届く場所に置かないでください。 缶の保管についてはカフェインパウチの保管と捨て方にまとめています。
厚生労働省も、お子様・妊婦・授乳期の方・カフェインに敏感な方は飲用を控えるよう案内しています。
カフェインに敏感な方・就寝前
食品安全委員会が指摘しているとおり、カフェインに対する感受性は個人差が大きく、同じ量でも影響の出方は人によって違います。だからこそ一律のADIが設定できていません。
就寝前については、オーストリア保健・食品安全局(AGES)が具体的な数字を示しています。
就寝直前に、1回当たり100mg(体重70kgの成人の場合:約1.4mg/kg体重)のカフェイン摂取は、一部の成人で睡眠障害を引き起こす可能性がある
同様のことは、就寝前に体重1kgあたり約1.4mgを摂った子どもやティーンエージャーにも起こり得るとしています。100mgはコーヒー1杯より少ない量です。就寝前の使用は避けてください。
服薬中・治療中の方
ここは数字で判断できない領域です。理由が2つあります。
1つめ。これまでの表の数字は、健康な成人を対象にした評価です。 EFSAの評価は、疾患のある方や医薬品との組み合わせを対象にしていません。表の数字を当てはめる前提そのものが違います。
2つめ。カフェインは食品以外にも入っています。 カナダ保健省は、カフェインが一部の市販の風邪薬・頭痛薬にも含まれることを挙げ、すべての製品の表示ラベルを注意深く読むよう案内しています。食品からの合計だけを数えていると、実際の合計と合いません。
服薬中・治療中の方は、使用をお控えいただくか、医師・薬剤師にご相談ください。
カフェインパウチという形で、特に見るところ
ここまでの目安に対して、この形には見ておく点があります。
1回量が大きい。 現在流通している製品は1パウチ150mg前後から200mg前後です。上の表と並べると、妊娠中の目安(200mg)や子どもの目安(45〜85mg)に対して、1個の占める割合が非常に大きくなります。
量を減らせない。 飲み物なら残せますが、パウチは1個が表示量そのままです。1回量の選び方は150mgと200mg、どちらを選ぶかにまとめました。
表示を見る。 1日の摂取目安と注意事項が書かれているかは、製品を選ぶ段階で確認できます。確認の順番はカフェインパウチの選び方にまとめています。
よくある質問
なぜ機関によって数字が違うのですか?
各国の機関が、それぞれの評価にもとづいて自国向けの目安を示しているためです。日本には設定された基準が無いため、どれか1つが「正解」という形にはなっていません。低いほうの値に収めておけば、他の機関の値にも収まります。
妊娠中にカフェインパウチは使えますか?
妊娠中・授乳中の方は、使用をお控えいただくか、事前に医師にご相談ください。カフェインパウチは1パウチ150〜200mgで、妊娠中の目安として示されている200mgに1個で届くか超えます。
子どもが誤って口に入れてしまったときは?
年齢・体重・量によって状況が変わるため、自己判断せず相談してください。公益財団法人日本中毒情報センターの中毒110番が、一般の方向けに無料で相談を受け付けています(365日24時間)。
- 大阪 072-727-2499
- つくば 029-852-9999
症状が出ている場合は、医療機関の受診を優先してください。
カフェインに敏感かどうかは、どう分かりますか?
感受性の個人差が大きいことは公的資料でも示されていますが、事前に判別する方法は公表されていません。心配な場合は医師にご相談ください。
風邪薬を飲んでいますが、一緒に使えますか?
一部の市販の風邪薬・頭痛薬にはカフェインが含まれています。まず薬の表示ラベルを確認し、服薬中・治療中の方は医師・薬剤師にご相談ください。
1日の目安を超えたら、どうなりますか?
カフェインを摂りすぎると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、ふるえ、不眠、下痢や吐き気などが起こることがあります。1日の目安についてはカフェインは1日どれくらいが目安?にまとめています。
- 妊娠中・授乳中の方、カフェインに敏感な方、お薬を服用中・治療中の方は、使用をお控えいただくか、事前に医師にご相談ください
- 就寝前の使用は避けてください
- 本製品は食品です。疾病の診断・治療・治癒・予防を目的としたものではありません
Ne9 の表示
参考として、Ne9 の場合は次のとおりです。
| 区分 | 食品(清涼菓子・分包品) |
| カフェイン | 1パウチ 150mg |
| L-テアニン | 1パウチ 75mg |
| 1日の摂取目安 | 2パウチまで(カフェインとして300mg) |
1日の摂取目安は缶の蓋に印字しています。この目安は健康な成人を想定したものです。上に挙げた対象の方には当てはまりません。
出典
この記事の数字は、次の公的資料に記載されているものをそのまま引いています。
- 食品安全委員会「食品中のカフェイン」ファクトシート — ADIが設定されていないこと、WHO・EFSA・英国FSA・カナダ保健省・AGES・ILSI北米支部の各値、食品別のカフェイン濃度
- 厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」 — 日本に基準が設定されていないこと、対象者への注意
- EFSA(欧州食品安全機関)のカフェイン評価 — 健康な成人・妊婦・授乳中の女性・子供及び青少年の値
- 日本中毒情報センター 中毒110番 — 一般の方向けの相談窓口
- 食品別のカフェイン量は文部科学省 日本食品標準成分表にもとづく目安です。コーヒーは豆の量や淹れ方で大きく変わります
各機関の数値は、それぞれが対象と条件を定めたうえで示したものです。摂ってよい枠として足し合わせるための数字ではありません。 判断に迷う場合は医師にご相談ください。