カフェインパウチを比べると、1パウチあたりの量が 150mg のものと 200mg のものに分かれます。
数字が大きいほうが良い、というものではありません。カフェインは1日の合計で見るものなので、1回量は「1日に何個使うか」から逆算して選ぶのが実際的です。
この記事では、公的機関が示している目安を並べたうえで、150mg と 200mg がそれぞれどういう使い方に収まるのかを整理します。
前提になる2つの目安
カフェインの摂取量については、1日の合計と1回あたりの2つの目安が示されています。
| 目安 | 出典 | |
|---|---|---|
| 1日の合計 | 400mg まで | 欧州食品安全機関(EFSA)、カナダ保健省 |
| 1回あたり | 200mg まで | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 妊婦 | 1日 200mg まで | 欧州食品安全機関(EFSA) |
いずれも健康な成人についての目安です。日本には食品中のカフェインの上限量を定めた規格基準はありませんが、内閣府食品安全委員会と厚生労働省が海外機関のこれらの数値を紹介しています。
見落とされやすいのが「1回あたり200mg」のほうです。 1日の合計だけを見ていると、1回で多く摂っても合計が収まっていればよい、と考えてしまいがちです。
150mg と 200mg を、1日の合計で並べる
1回量の違いは、1日に何個まで使えるかの違いとして表れます。
| 1パウチ | 1個 | 2個 | 3個 | 400mgまでの残り(2個時点) |
|---|---|---|---|---|
| 150mg | 150mg | 300mg | 450mg(超える) | 100mg |
| 200mg | 200mg | 400mg | 600mg(超える) | 0mg |
どちらも 1日2個までが目安の範囲です。違いは、2個使ったあとに残る余地です。
- 150mg — 2個で300mg。コーヒー1杯(150mlで約90mg)を足しても390mgで、400mgの内側に収まります
- 200mg — 2個で400mg。その日はほかのカフェインを摂らない前提になります
コーヒー、緑茶、エナジードリンク、チョコレートなど、カフェインは複数の食品から入ってきます。1回量が大きいほど、その日ほかに何も摂れないという制約が強くなります。
「1回あたり200mg」との関係
200mg の製品は、1個で EFSA の1回あたりの目安ちょうどになります。目安を超えるわけではありませんが、余地はありません。
150mg の場合、1個は目安の内側に50mg分の余地を残します。この差が意味を持つのは、次のような場面です。
- 使う前にコーヒーを飲んでいた
- その日にエナジードリンクを飲む予定がある
- 自分がカフェインに敏感かどうかを、まだ確かめている途中
カフェインへの感じ方には個人差があります。 はじめて使う形の食品であれば、1回量が小さいほうが調整の幅を持てます。
数字だけでは決まらないところ
1回量以外にも、選ぶときに見る点があります。
- 1缶あたりの個数と価格 — 1回あたりの単価は「価格 ÷ 個数」で出せます
- カフェイン以外の配合 — L-テアニンなど、何がどれだけ入っているか
- 食品としての表示があるか — 同じカフェインでも、市販薬として売られているものがあります
- 1日の目安が書かれているか — 書かれていない製品は、自分で計算することになります
くわしくはカフェインパウチの選び方にまとめました。
Ne9 の場合
Ne9 は 1パウチあたりカフェイン150mg、L-テアニン75mgです。1日の摂取目安は2パウチまで、カフェインとして300mgになります。
1缶20パウチ入りで、想定小売価格は1,600円(税込予定)。1回あたりおよそ80円です。
不織布に清涼菓子粉末を封入した分包品で、区分は食品です。噛んだり飲み込んだりせず口に含んで使い、使用後は口から取り出します。
用量は缶の蓋に印字してあります。買うときにも、使うときにも読める場所に置くためです。
よくある質問
150mgと200mg、どちらが体に良いですか?
どちらが良いという比較はできません。カフェインは1日の合計で見るものなので、その日にほかの食品から摂る量と合わせて収まるほうを選んでください。健康上の判断が必要な場合は医師にご相談ください。
200mgのパウチを1日2個使うと、目安を超えますか?
2個で400mgとなり、健康な成人の1日の目安である400mgちょうどになります。超えはしませんが、その日ほかのカフェインを摂る余地はありません。コーヒー1杯(150ml)でおよそ90mgが加わります。
カフェインパウチを半分だけ使って量を減らせますか?
分包品なので、1パウチが1回分です。中身を分けて使う想定ではありません。量を調整したい場合は、1回量の小さい製品を選ぶか、使う個数で調整してください。
1日の目安を超えるとどうなりますか?
内閣府食品安全委員会は、カフェインの過剰摂取によってめまい、心拍数の増加、不安、下痢、吐き気などが起こりうるとしています。妊娠中・授乳中の方、カフェインに敏感な方、お薬を服用中の方は、使用を控えるか事前に医師にご相談ください。
表示に1回量が書かれていない製品はどう見ればいいですか?
1缶あたりの総量と個数が書かれていれば、割り算で1回量を出せます。どちらも書かれていない場合、摂った量を数えることができません。表示から量が分かる製品を選んでください。
出典
- 内閣府食品安全委員会「食品中のカフェイン」
- 厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」
- 欧州食品安全機関(EFSA)カフェインに関する科学的意見(2015年)
カフェインパウチという形そのものについては、カフェインパウチとは?にまとめています。1日の目安をほかの飲み物と並べたものは、カフェインは1日どれくらいが目安?をご覧ください。