L-テアニンとは?カフェインと同じ茶葉に含まれるアミノ酸|Ne9の配合量

L-テアニンとは?カフェインと同じ茶葉に含まれるアミノ酸|Ne9の配合量

公開 / 約12分

L-テアニンは緑茶などに含まれるアミノ酸で、カフェインと同じ茶葉に一緒に入っています。名前の由来と成分としての事実に加え、カフェインとの組み合わせについて報告されている研究(2025年のメタアナリシス、EFSAの評価、日本の機能性表示食品の状況)を一次資料つきで整理しました。研究の用量とNe9の配合量の違いも示します。

カフェインパウチの成分表示を見ると、カフェインの下に L-テアニンという見慣れない名前が並んでいることがあります。

カフェインは知っていても、L-テアニンが何なのかは知らない。そういう方に向けて、この成分が何で、どこに由来し、どれだけ入っているのかを整理しました。

L-テアニンとは

お茶の葉に含まれるアミノ酸です。

アミノ酸はたんぱく質を作る材料で、食品のうま味や甘みにも関わります。昆布のグルタミン酸、貝のコハク酸と同じように、 お茶の味を形づくっている成分のひとつがL-テアニンです。

名前は、チャノキのかつての学名 Thea に由来します。 1950年に日本の研究者が玉露の茶葉から見つけ、お茶に多いことから、この名前が付きました。

「L-」は、アミノ酸の立体構造の型を表す記号です。自然界のアミノ酸はほとんどがL型で、L-テアニンもその一つです。

カフェインと同じ茶葉に一緒に入っている

ここが、この成分を理解するうえで一番の要点です。

カフェインとL-テアニンは、別々の場所から来た成分ではありません。 どちらも同じチャノキの葉に、もともと一緒に含まれています。

緑茶、抹茶、玉露、紅茶、ウーロン茶。これらはすべて同じチャノキの葉から作られ、どれにも両方が入っています

コーヒー豆やカカオにもカフェインは含まれますが、 L-テアニンはお茶にほぼ固有の成分です。「カフェインとL-テアニンが並んでいる」という組み合わせ自体が、もともとお茶に由来する並びだということになります。

「お茶1杯で何mg」が公的な表から引けない理由

カフェインなら、日本食品標準成分表で調べられます。コーヒー浸出液は100mlあたり約60mg、煎茶の浸出液は約20mgという具合です。

ところがL-テアニンは、日本食品標準成分表に収載されていません。

そのため「緑茶1杯にL-テアニンが何mg」という数字を、カフェインと同じように公的な表から引くことはできません。

文献で報告されている値はありますが、

これらで幅が出ます。玉露のように日光を遮って育てる茶葉では多くなることが知られており、 同じ「緑茶1杯」でも中身は一定ではありません。

つまり、お茶からL-テアニンを一定量摂ろうとすると、 何をどれだけ飲んだのか自体がはっきりしないという問題が先に来ます。

一方、分包品の成分表示は1パウチあたりの量が数字で決まっています。 お茶と比べたときの違いは、成分の種類ではなく量がはっきりしているかどうかです。

Ne9の配合量

1パウチあたり
カフェイン150mg
L-テアニン75mg
糖類0g
ニコチン0mg
タバコ葉なし

3つのフレーバー(スペアミント・トロピカル・クリーミーコーヒー)は 配合が共通で、違いは香りだけです。

Ne9は、不織布に清涼菓子の粉末を封入した分包品(食品)です。機能性表示食品でも特定保健用食品でもありません。

成分表示を見るときの3点

カフェインパウチは製品ごとに中身が違います。 名前だけでは判断できないので、表示を見てください。

  1. 1パウチあたりの量か、1缶あたりの量か — 缶の合計で書かれていると1回分が分かりません
  2. L-テアニンの有無と量 — 入っていない製品もあります
  3. ニコチンの有無 — 見た目の似たパウチにはニコチン入りの製品があります

研究で報告されていること

ここからは、L-テアニンとカフェインについて公表されている研究を紹介します。

先にお断りしておきます。以下はNe9の効果を説明するものではありません。 研究で使われた量・形・対象者はNe9とは異なります。 Ne9は機能性表示食品でも特定保健用食品でもなく、当社として機能性の表示は行っていません。

カフェインとL-テアニンを組み合わせた研究

もっとも新しい包括的な検証は、2025年に Nutrition Reviews に載ったシステマティックレビュー・メタアナリシスです。 49件のランダム化比較試験を集め、うち16件(計484名)を統合しています。

報告されたのは、プラセボと比べたときの以下の差です。

指標時点効果量(SMD)
単純反応時間摂取2時間後−0.71
注意切り替え課題の正確性摂取1時間後0.40
注意切り替え課題の正確性摂取2時間後0.33
数字監視課題の正確性摂取2時間後0.20

用量の中央値はL-テアニン82mg・カフェイン88.7mgでした。

ただし著者らは、予測区間が広く、信頼区間はしばしば「差がない」を含むと明記しています。睡眠については結論が出ていない(inconclusive)としています。「効くと確定した」という読み方はできません。

古くから引かれるのは、2008年の Nutritional Neuroscience の試験です。健常者27名に、カフェイン50mg単独と、カフェイン50mg+L-テアニン100mgを比較し、組み合わせで摂取60分後・90分後の切り替え課題の正確性が改善したと報告しています。

2021年の Cureus のシステマティックレビューは、 L-テアニン200mg+カフェイン160mg、250mg+150mgなど研究ごとに用量がまちまちであることを示し、限界としてサンプルサイズの小ささ、男性のみの試験、対象集団の偏りを挙げています。

L-テアニン単独の研究

日本で行われた試験として、2019年の Nutrients の報告があります。健常成人30名にL-テアニン200mg/日を4週間投与するクロスオーバー試験で、睡眠の質の指標(PSQI)、不安傾向、抑うつ傾向の自己評価スコアに改善がみられました。

一方で、Trail Making Test、ストループ課題、言語記憶、作業記憶、注意には有意差がありませんでした。 著者ら自身が「有意な変化を示したのは症状・認知機能スコアの約20%にとどまり、日常機能への効果は大きくない」と書いています。

評価が分かれている点

ここは正直に書きます。国際的に評価が一致している成分ではありません。

欧州食品安全機関(EFSA)は2011年、L-テアニンと 認知機能の改善・精神的ストレスの緩和・正常な睡眠の維持について検討し、 因果関係は立証されていないと結論して、健康強調表示を認めませんでした。

一方、日本では L-テアニンを機能性関与成分とする機能性表示食品の届出が多数受理され、睡眠の質や一過性のストレスに関する表示をした製品が実際に流通しています。

同じ成分でも、制度と求められる根拠の水準によって扱いが変わるということです。「海外で認められている/いない」という一言でまとめられる話ではありません。

研究の用量とNe9の配合量は同じではありません

ここを混同しないでください。

研究で使われた量Ne9(1パウチ)
L-テアニン(組み合わせ研究の中央値)82mg75mg
L-テアニン(単独研究の代表例)200mg/日75mg
カフェイン(組み合わせ研究の中央値)88.7mg150mg

組み合わせの研究で使われたテアニン量にNe9は近い一方、 単独研究の200mgは大きく下回り、カフェインは逆に多いという関係です。

研究の結果がそのまま製品に当てはまるわけではありません。

Ne9の効果としては書きません

上のとおり研究は紹介しましたが、「だからNe9を使うとこうなる」という書き方はしません。

Ne9は食品で、機能性表示食品でも特定保健用食品でもありません。機能性を表示するには消費者庁への届出(機能性表示食品)や許可(特定保健用食品)が要り、 届出をしていない食品が身体の機能への働きかけを主目的として説明すると、薬機法上、承認を受けていない医薬品の広告とみなされる可能性があります。 成分の働きだけでなく、効き始めや持続時間の表示も同じ扱いです。

ですからNe9そのものについては、何がどれだけ入っているか、どう使うかという事実だけを書いています。

判断の材料は、商品を売っている側の説明ではなく、上に挙げた一次資料や公的機関の情報でお確かめください。

よくある質問

L-テアニンとテアニンは違うものですか?

同じものを指しています。自然界のテアニンはL型なので、「テアニン」と書かれていても通常はL-テアニンです。

L-テアニンはカフェインですか?

いいえ、別の成分です。カフェインはアルカロイド、L-テアニンはアミノ酸で、化学的にまったく違う物質です。ただし、どちらもお茶の葉に含まれています。

Ne9のL-テアニンは緑茶何杯分ですか?

換算できません。L-テアニンは日本食品標準成分表に収載されておらず、含有量は茶葉の種類や淹れ方で大きく変わるためです。 Ne9の1パウチは75mgと表示されています。

L-テアニンが入っていればカフェインの量は気にしなくてよいですか?

いいえ。カフェインの量は別に管理してください。 Ne9の1パウチはカフェイン150mgで、1日の摂取目安は2パウチまで(合計300mg)です。コーヒーやお茶、エナジードリンクなど、その日に摂るすべてのカフェイン源を合計して考えてください。

3つのフレーバーで配合は違いますか?

違いません。配合は共通で、異なるのは香りだけです。

L-テアニンには効果があるのですか?

評価が分かれています。 カフェインとの組み合わせでは、注意の切り替えや反応時間でプラセボを上回る差が複数の試験で報告されていますが、効果量は小〜中程度で、統合解析の著者も不確実性が大きいと明記しています。 EFSAは2011年に因果関係は立証されていないと結論し、一方で日本では機能性表示食品の届出が多数受理されています。詳しくは本文の「研究で報告されていること」をご覧ください。 なお、これらはNe9の効果ではありません。

Ne9を使うと集中できるのですか?

そのような表示はしていません。 Ne9は食品で、機能性表示食品でも特定保健用食品でもないため、身体の機能への働きかけを表示していません。本記事で紹介した研究は成分についての第三者の報告であり、Ne9の効果を示すものではありません。

お茶を飲むのとどう違いますか?

成分の種類ではなく、量がはっきりしているかどうかと、飲み物が要るかどうかが違います。Ne9は口に含んで使う分包品で、水も器具も要りません。

まとめ

効果量は小〜中程度で不確実性が大きく、EFSAは因果関係を認めていない

関連記事: カフェインパウチとは?カフェインは1日どれくらいが目安?

参考文献

使う前に確認したいこと


Ne9 は、不織布に清涼菓子の粉末を封入した分包品(食品)です。 1パウチにカフェイン150mg・L-テアニン75mg。ニコチン・タバコ・砂糖は含みません。発売に向けて準備中で、事前登録でお知らせを受け取れます。

本製品は食品です。医薬品ではなく、疾病の診断・治療・治癒・予防を目的としたものではありません。

この記事の作成方針

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